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小さな需要を幅広くつかむ『ロングテール理論』で言う、後ろに長く伸びた尻尾のニーズが取れるようになった」と話す。
《オバマは働かない人間の味方なのさ》《国が崩壊するのはごめんだ》…。
交流サイト「フェイスブック」にある米国の保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の掲示板には、
増税をめぐりオバマ大統領を批判する同じような実名の投稿が並んでいた。
国立情報学研究所の小林哲郎准教授(33)=社会心理学=によると、米国ではネットの普及で
社会問題への関心や知識が分化し、社会が共有すべき重大な政治課題の合意形成が難しくなっているという。
「かつて米国人はテレビの3大ネットワークから共通の情報を得ていた。
やがてケーブルテレビで見たい番組を見るようになり、さらにネットニュースのほか、
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアで好みの情報ばかりに囲まれるようになった」
米国の研究者がツイッターや政治ブログを調べたところ、保守とリベラルの交流はほとんどなかったという。
茶会の人々が固まる一方で、ウォール街占拠運動の参加者は別の場を築く。
本来、人々をつなげるソーシャルメディアによって現実の社会が分断される恐れがあるという逆説。
急速に普及が進むわが国の近未来なのだろうか。