12/02/21 17:57:17.21 nVzNCXT70
安吾巷談 麻薬・自殺・宗教
坂口安吾 1950(昭和25)年1月1日発行 >>553
日本海を渡ってくる宗教団体は、悪質な宗教中毒の親玉であり
、ノリトやカシワデが国を亡したように、こんな宗教行事が国家的
に行われるようになると国は又亡びる。
国家的な集団発狂が近づいているのである。
美とは何ぞや、ということが分ると、精神病は相当抑えることができる。
ノリトやカシワデや聖火リレーや天皇服やインターナショナルの合唱は
、美ではないことが分るからである。しかし一方、狂人は自らの狂気を
自覚しないところに致命的な欠点があるから、ここが非常にむつかしい。
狂人には刃物を持たせないこと。最後にはこれだけしかない。
権力とか毒薬とか刃物とかバクダンとか、すべて危険な物を持たせない
ことが、狂人を平和な隣人たらしめる唯一の方法なのである。
URLリンク(mirror.aozora.gr.jp)