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出産に伴って脳性まひになった子どもに補償金を支払う「産科医療補償制度」で、
これまでに分析が終わった79例のうちおよそ40%に、異常が現れたときの
記載がないなど診療記録に不備があったことが分かりました。
産科医療補償制度は、出産に伴って脳性まひになった子どもに、医療機関に
過失があるかどうかにかかわらず補償金を支払うもので、再発防止策を
検討する委員会が20日、これまでの分析をまとめた報告書の案を示しました。
この中で、去年12月までに補償金の支払いが決まった79例について分析した結果、
39%に当たる31件でカルテなどの診療記録に不備があったことが分かりました。
具体的には、赤ちゃんの状態や救命処置について記していないものが8と最も多く、
次いで、生まれる前の心拍数を評価していないものが7件など、異常が現れたときの
詳しい記載がない事例が目立っています。
このうち呼吸を始めるまでに30分近くかかったケースでは、処置が的確でなかった
可能性があるものの、記載が不十分で検討できなかったとしています。
再発防止委員会は「原因分析や再発防止には診療記録の情報が不可欠で、
特に異常が現れたときの母子の状態や医師の判断については、詳細に記載するよう
医療機関に求めていきたい」としています。
NHKニュース
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