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20日午後1時20分頃、さいたま市北区吉野町のアパートの管理会社社員から「1階の部屋の鍵が
開かず、応答がない。安否確認をしたい」と大宮署に通報があり、駆けつけた同署員が男女3人の遺体
を発見した。
同署の発表によると、3人はこの部屋に住む60歳代の夫婦と30歳代の息子とみられる。3人とも
和室の布団の上であおむけの状態だった。遺体はいずれも一部がミイラ化し、死後2か月前後。目立った
外傷や遺書はなかった。部屋は完全に施錠され内側からチェーンがかかった状態。料金の督促状などから、
電気・ガスは昨年末には止められていたとみられる。室内には食物もなく、同署は3人が餓死した可能性
があるとみて調べている。
家賃は半年間滞納しており、通報した社員は、支払いの催促のため2か月に1回程度訪問していたが、
昨年11月下旬以降、連絡が取れなくなっていたという。
▽読売新聞
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