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カジノ運営の米ウィン・リゾーツは2012年2月19日、国内パチスロ機メーカー大手、
ユニバーサルエンターテインメントの米子会社アルゼUSAが保有する株式を市場価格の
31%下回る価格で買い戻した。ウィン社の取締役を務める岡田和生氏の辞任も求めている。
ウィン社の調査で、フィリピン・カジノ当局者に対するユニバE社の贈賄が発覚したことを受けた措置。
ウィン社が発表した声明によれば、ウィン社の調査委員会は岡田氏がフィリピン当局者に
11万ドル相当の贈賄をしたことが米の腐敗防止法に抵触していると主張している。
ウィン社はアルゼUSAが保有する2400万株を買い戻し、19億ドルの約束手形を発行した。
米ニューヨーク市場での17日株価終値は112ドル69セントで約20%保有するアルゼUSAの
評価額は27億6000万ドルにのぼると計算できるため、市場価格を31%下回る価格で買い取ったことになる。
ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、ユニバーサルエンターテインメントの堀内信之氏はコメントを控えた。
ウィン・リゾーツのステファン・ウィン氏と筆頭株主の岡田氏との争いは激化している。
岡田氏は先月、ウィン社の資金使途に関する情報へのアクセスを求める訴訟を起こした。
今月に入り米証券取引委員会(SEC)もウィン社にマカオ大学への寄付について情報を開示することを求めていた。
テルジー・アドバイザリーグループのクリストファー・ジョーンズアナリストは、
ブルームバーグ・ニュースの電話取材で、一般株主の立場からみれば係争はないことが
望ましいとしながらも、「岡田氏の関与が事実だとすれば、ウィン氏は株主の立場からみれば
正しいことをしていることになる」と話した。
ユニバーサルエンターテインメントの株価は20日の株式市場で、ウィン社の発表などを
受けて一時、ストップ安となる前週末比21%安の1516円と急落。午前9時45分現在、同355円(19%)安の1561円。
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)