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中国の河南省で、ケガをして収穫作業ができなくなったイチゴ栽培農家が、ネット上で「イチゴ狩り」参加者を募集したところ、
2日で数千人が殺到。未熟のイチゴまで無秩序に摘み取られてイチゴ畑がめちゃくちゃになり、大損を出す結果となった。中国新聞網が伝えた。
被害にあったのは、同省鄭州市の1.3ヘクタールの畑でイチゴ栽培をしている農家。
人手不足に加え自身も骨折によって収穫などの畑作業ができなくなってしまったため、
ミニブログ上で「イチゴ狩り」に来てくれる人を募集したところ、メディアの紹介もあり2日間に数千人がやってきた。
農家は品種別に目方で単価を設定し、参加者にその場で試食してもらったうえで好きなものを摘み取り、
代金を支払ってもらうシステムを採用したが、現場はほどなく無秩序な状態となり、畑には傷ついたイチゴ、
踏みつけられたイチゴが散乱したほか、成熟していない物まで摘み取られ、
一口かじって捨てられたイチゴが至る所に捨てられる悲惨な状態となった。
療養のため自宅で休んでいた農家は連絡を受けて現場に急行、「子どもがイチゴを踏んで遊んでいる」
「片っ端から摘んで、赤いのだけ残して緑のは捨てている」「後から来た人が文句を言いながら半熟のイチゴを
摘んでいった」といった状況を目の当たりにした。農家は取材の電話に対して、ため息を連発しながら
「少なくとも30万円前後は損をした」とこぼした。
ただ、「客を恨んでいるか」という質問に対しては恨んでいないと答え、自分の準備不足や、
あまり考えずにメディアに宣伝を頼ってしまったことを反省した。そして「人が来なくてもダメ、
来過ぎてもダメということが分かった。今度はメディアと相談してしっかりやることにするよ」と前向きに語った。(編集担当:柳川俊之)
サーチナ 2月20日(月)12時20分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)