12/02/20 02:06:11.18 6j+vxS380
>>305>>805
交流送電だと400kmくらい送電すると位相がずれて送電困難になるために
400kmくらいごとに中継所を設けて位相調整せねばならないはず
ぶっちゃけ、電圧が100万Vなら1400-1900km送電しても
送電損失は5-7%にすぎないんだけど、位相問題が長距離送電のネック
になってきた
(現在、技術的に実用化されているのは200万Vくらいで数千kmを損失5%送電できるが
大地との絶縁やコロナ等のため鉄塔が高くなって建設費がかさむ)
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直流超高圧送電ならば
1)位相問題がないから2000km近くの長距離送電が可能になって
ブラジル・ザイール・中国・ロシアなど結構ありふれてきている
2)日本で言えば50HZから60HZの送電は一旦直流にして60HZにしてる
つまり直流送電なら北海道から関西への60HZ線と関東への50HZ線を
別個に架設する必要がない
3)直流はポリエチレン被覆線にしやすい。海中長距離送電は直流が多い
技術的には
交流を変圧器で高圧にしたあと、サイリスタで直流にして送電する
遮断が難問で、交流は位相で電圧ゼロになるところで遮断できるが
直流は位相なんてないから遮断してもアークでつながって切れない問題を
最近解決できるようになって、直流送電2000kmの時代になってる