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2025年度完成予定の北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)開業後、
北陸と大阪を結ぶ直通電車として導入が検討されている軌間可変電車(フリーゲージトレイン、FGT)について、
自民党の国会議員や石川県議から批判の声が相次いでいる。
北陸新幹線の全線フル規格整備計画が後退しないよう、政府・民主党や沿線自治体をけん制する狙いがあるとみられる。
FGTは、車輪間の幅を変えることで新幹線と在来線双方の線路の走行が可能。
新幹線の金沢―敦賀開通で北陸から関西方面へ向かう際、敦賀駅で乗り換えを余儀なくされる不便さを解消する手段として、
国土交通省が交通政策審議会に提案、同審議会で検討されている。
自民党石川県連の岡田直樹会長は16日、参院国土交通委員長としてJR金沢駅を視察。
その際、「東日本大震災の教訓で東京と大阪を結ぶ北陸新幹線の全線整備が急がれる」とし、
「敦賀以西のフル規格整備の旗を降ろすべきではない」と述べた。
森喜朗元首相は11日、金沢市の集会でこの問題に触れ、
「今の政府案では敦賀から(在来線の)JR湖西線を使うことになり、金沢から大阪には本当の新幹線で行けないことになる」と懸念。
整備新幹線のフル規格がかなわなくなることを念頭に、「ウナギを注文してアナゴやドジョウが出てきたのと同じ理屈」と批判した。
さらに、「北陸新幹線を大阪までつなげるのは40年の悲願だった。
国会議員の皆さんはこの問題を承知していたのか」と、批判の矛先を民主党の県選出国会議員にも向けた。
出席した谷本正憲・石川県知事や沿線市町の首長には「政府案を熟読玩味し、問題としてとらえてほしい」と要請した。
(2012年2月19日13時51分 読売新聞)
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