12/02/19 01:26:27.66 0 BE:2037101287-PLT(12066)
選挙の年、と言われながら、政界のキーマンたちに聞くと、
「衆院解散は結局できない。内閣支持率が下がりすぎた。ズルズルと年を越すのじゃないか」
と読む人がおれば、「6月解散で決まりでしょう」と明言する人もいて、はっきりしない。
そんななか、中央政界でとりあえず注目される人物は3人だ。
野田佳彦首相は当然として、1人は民主党の小沢一郎元代表、倒閣に動き出したとみていい。先日も、<小沢一郎政治塾>の講演で、
「カネがないと言うが、自民党と同じことをやっててカネがないのは当たり前だ」
などと野田政権をこっぴどく批判した。しかし、そのカネをめぐる疑惑で、小沢裁判の判決が近づいている。
もう1人は、すでに新党結成を明らかにしている石原慎太郎東京都知事だ。
長男、伸晃自民党幹事長との口げんかがゴシップになったが、こっちは大した話ではない。
54歳、69歳、79歳と世代の違うこの3人の今後の動向が、衆院解散のタイミングとからみ、野田政権の命運ともからむ。目が離せない。
話はかわるが、経営評論家の針木康雄が14日、急性心不全で亡くなった。80歳。
針木は経済誌「財界」の編集長を経て、1987年、出版社「経営塾」を設立、「月刊BOSS」を発行してきた。
各界から著名講師を招く経営塾フォーラムも毎月開き、300回近くに及んだ。
針木のように人脈を広げた出版人は最近めずらしく、何本かのコラムを書き続け、政治家にも鋭い筆を向けていた。3人も当然入ってくる。
このところは、小沢の金権体質を集中的にやり玉にあげていたが、
最新のコラム<平河だより>(「月刊経営塾フォーラム」2月号)では、野田も標的にしている。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2012年2月18日 東京朝刊
URLリンク(mainichi.jp)