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首都圏の連続不審死事件で、交際男性3人への殺人罪などに問われた無職、木嶋佳苗被告(37)の
裁判員裁判第23回公判が17日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれた。
この日始まった被告人質問で、木嶋被告は3人殺害を「していない」とあらためて否認。
一方で、金銭感覚、男性観など「性」に関する特異な一面を赤裸々に告白した。
木嶋被告は白のカーディガン、黒のミニスカート姿で出廷。“金と愛人”の関係は北海道から上京した翌年の1994年から始まり、
「あなたのような人が好きな男性がいる」と都内で男性から声をかけられたのがきっかけとなった。
愛人契約を結んだのは、会社役員、経営者、学者、医師、弁護士ら20人弱で、同時に都内のデートクラブでも交際男性が10人いたという。
「1回で3~5万円をもらっていました。性交渉を褒められたこともある。
テクニックではなく『女性として本来持っている機能が高い』といわれた」
収入は月約150万円。奔放な性生活の一方で本命の存在も。
「合コンで出会った。会って2回目でセックスしたら『こんなに相性が良いのは初めてだ』と。
最初はセックスフレンドです。でも結婚の意思はありませんでした」
2001年には妹との同居を機に、こうした関係をいったん清算。だが同年、“パトロン”の経営者とネットの掲示板で出会い、
家事手伝いなどで1億円近くの経済援助を受けた。この男性が死亡すると、08年5月に婚活サイトに登録したという。
6年半の間に約30人の“愛人”がいたという木嶋被告は、当時について「貯金をしたことは一度もなかった」と説明。
収入の使いみちについて「高級雑貨や食料品、競馬に費やしました」と明かすなど、独特の金銭感覚をよどみなく語った。
恋人以外の男性と交際し金を受け取っていたことについては「(おかしいという)価値観はなかった」と述べた。
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