12/02/17 08:46:43.11 0
>>1の続き
試しに読者の皆さんも、食品売り場をのぞいてみてほしい。「濃い」「濃厚」などの活字が目に入ってくるはずだ。
そんな商品だけを集めても、買い物かごがすぐにいっぱいになってしまうだろう。
セブン―イレブン・ジャパンでは今年に入ってから「濃厚ショコラ&ホイップシュー」「濃厚ベルギーチョコまん」
「濃厚ソースで食べる柔らかチキン煮込」など「濃い」や「濃厚」を商品名やコンセプトに取り入れた商品を相次ぎ発売している。
「『濃い』『濃厚』を打ち出した商品は最近、明らかに増えている」(同社)という。
写真2. 売り場には様々な“濃い”商品が
URLリンク(www.nikkei.com)
■ビールにも「濃い味」
キリンビールも昨年2月、糖質ゼロでコクのある濃い味わいが特徴の第三のビール「濃い味 糖質0(ゼロ)」を発売。
東日本大震災の影響で販売を一時中断したが、昨年6月から再開した後、好調な売れ行きを見せ、
第三のビール分野では主力の「のどごし生」に続くヒット商品になっているという。
このように食品メーカーや流通企業が、こぞって「濃い」や「濃厚」を消費者に売り込むためのキーワードに掲げている。
食品売り場で「濃い」「濃厚」ブームが起きているというわけだ。
さて、こうしたブームはいつから始まったのだろうか?
「食品売り場で目立つようになったのは数年前くらいからです」。エスビー食品のコミュニケーションデザインユニットの高井真チーフが教えてくれた。
■急増は2005年前後から
表3は「濃い」「濃厚」を商品名やコンセプトにした新製品(食品)の年間件数(エスビー食品調べ)である。それによると、
件数は2005年前後以降、急速に増えており、特に最近の件数の多さが目立っている(2011年は東日本大震災の影響で減少したが、
震災の影響を除けばブームは続いている)。確かに、ここ数年の現象だということが統計からも確認できる。