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(>>1の続き)
番組で紹介された44歳の女性は、40歳で結婚して現在不妊治療を受けている。体外
受精を受けた回数は20回以上だが、子宝に恵まれない。結婚すれば子どもができると
思っていただけに「どんなにがんばっても結果が出ない」現実に落ち込み、そんな妻を
見て夫も心が締め付けられると苦しい胸の内を明かしていた。
杉浦教授によると、年齢にしたがって卵子が老化する事実を知らない人は多いという。
原因として学校での教育不足と、マスコミ報道で比較的高齢でも妊娠した芸能人が
取り上げられると「自分も大丈夫」と思わせてしまう点を挙げる。また、体外受精が
「魔法の治療」と勘違いする人も多いと指摘。必ず妊娠すると思い込んでいたのに結果
が伴わず、傷つく人は少なくない。
現時点では、老化した卵子を若返らせる有効な方法はないようだ。
44歳の妊娠は「非常にまれ」
ツイッターでも、「卵子の老化」は議論の的となった。純粋に「知らなかった」と
驚く声がある一方で、若いうちに出産したくてもできない厳しい状況を批判する人も
いる。仕事を抱える女性にとっては、たとえ20代前半で妊娠を望んでも、「キャリアを
積んでからでないと仕事のペースを落として出産、子育てする余裕が持てない」ため、
時期を待たざるをえないという悩みだ。
産婦人科医で、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」などの著書がある宋美
玄氏も、番組の感想をツイッターで披露した。卵子の老化について、「知ってるだけで
早く妊娠できるわけじゃないのが現代日本。特にキャリア女性にとって」とつづり、
「本人だけの責任じゃないのよと声を大にして言いたいわ」と強調した。
(続く)