12/02/15 20:26:43.07 0
15日の東京株式市場は、前日の日銀の追加金融緩和決定を受けて外国為替市場で円安が進んだことを好感し、
全面高の展開となった。日経平均株価終値は前日比208円27銭高の9260円34銭と続伸し、昨年8月5日以来、
約半年ぶりに9200円台を回復した。昨年11月25日につけた直近底値(8160円01銭)からは約1100円上昇し、
昨夏以降、世界同時株安で下落した分を取り戻しつつある。しかし欧州債務危機の収束が見通せないなど
懸念材料もあり、さらに上昇するかどうかは慎重な見方もある。
午後の取引では、日経平均は一時9300円も突破した。東証1部は全33業種が上昇。円安で業績好転を見込める
トヨタ自動車など輸出関連のほか、金融緩和で市場活性化が期待される不動産にも人気が集まった。
ただ、欧州債務危機に加え「イランやシリアの情勢次第で原油が高騰する」(みずほ証券の倉持靖彦ストラテジスト)
などの不安材料があり、一本調子で上昇が続くかは分からない。
一方、15日の東京外国為替市場では円売りが続き、円相場は一時1ドル=78円67銭と約3カ月半ぶりの
円安・ドル高水準となった。日銀の追加緩和を市場は「想定外」と受け止め、円を買い進めていた投機筋が
一気に売りに回ったと見られる。ただ売り一巡後は、実需の円買いも入り、78円台半ばでもみ合った。
市場では「欧州情勢が落ち着かないうちは、ドルや円の需要は強い。しばらくは1ドル=76~79円台の
範囲で推移しそう」(大手銀為替担当者)との声が聞かれた。
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