12/02/15 08:13:37.23 0
早期発見・早期治療で寿命は延びない。それどころか、CTなどの検査にはこんなに害がある。
3人に1人ががんで死亡する時代。恐怖に駆られ、多くの人が検診へ急ぐ。
だがその検査に、治療に、寿命を左右しかねないほどのリスクを伴うと知ったら---
あなたはそれでもがん検診を受けますか。
ここ数年、「がんの見落とし」に関する裁判が急増しています。患者側は「どうしてくれるんだ!」
と激怒して病院を訴えますが、私は、見落とされてかえって良かったかもしれないと思うんです。
へたに発見されて激しい治療を受けていたら、もっと苦しい思いをして、寿命を縮めてしまう可能性があるからです。
私は過去20年にわたって、世界中で発表された検診の結果に関する論文を読んできました。
睡眠時間、体重、生活習慣、過去に受けた医療行為など、あらゆる条件を考慮した上で、
がん検診を受けた人と受けない人が十数年後にどうなっているか、追跡調査した結果にもとづく論文などです。
その中で最も衝撃的だったのが、20年以上前にチェコスロバキアで行われた肺がん検診の追跡調査です。
そこでは、検診を定期的に受けていたグループは、受けなかったグループより肺がんの死亡率が圧倒的に多く、
それ以外の病気による死亡率も明らかに多いという驚愕の結論が出ているのです。
その後、欧米各国でより精密な追跡調査が行われてきましたが、その多くが同様の結果でした。
つまり、「検診を受けようが受けまいが、寿命が延びることはない」のです。
肺がんだけでなく、他のがん検診やその他の検診でも、同傾向の結果が出ています。
肺がんの検診を受けると、なぜ死亡率が高くなるのか。理由の一つはエックス線検査にあります。
国や専門家たちは、「エックス線検査には放射線被曝というデメリットがあるけれど、
それ以上にがんの早期発見というメリットの方が大きい。だから害は無視できる」と主張します。
しかし、これには科学的根拠がありません。私はありったけの関連論文を読んできましたが、
放射線を浴びても、それを上回るメリットがあるということを科学的に証明した論文は、1本もなかったのです。
URLリンク(gendai.ismedia.jp)
>>2以降へ続く