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1月25日の夜に大地震が起きる-。同月下旬、インターネット上の掲示板などでこんな情報が駆け巡った。
結局、何も起こらず人騒がせのデマだったが、首都圏の主婦らが水を買いだめするなどちょっとした騒動にも発展した。
情報の“震源”はどこで誰だったのか。
《去年の3月11日の夢を見たように1月25日の夢を見ました。東海大地震が来ます。準備しておいてください》
同月22日午前0時過ぎ、ネットの掲示板「2ちゃんねる」に突如、こんな一文が書き込まれた。
記したのは匿名の人物で、自分の友人の予知夢を伝える内容。
予言では《同じ家でテレビを見ている夢をみました。内容は「1月25日に起きた
東海大地震の影響で未だに大規模な停電が起きています…」》と大地震後にも触れている。
これをきっかけに「実は私も…」「こんな予兆もある」などと同調者が続出し、
「1月25日地震リスクマップ 日本版」を作成して掲載するユーザーも。
UFO政治学が専門の米科学者、リチャード・ボイランなる人物が「25日の午後12時、
M9・8以上の人類史上最大のメガ地震が、東京の東97キロメートルを震源として起こる」と予言したとかしないとか。
話題はツイッターにも飛び火し、《25~26日にかけての夜中の11時以降か2~3時あたりにおきる》とも…。
根拠のないトンデモ話だが、4年以内にマグニチュード(M)7級の首都直下型地震が
70%の確率で起きるとした東京大学地震研究所の研究結果も下地としてあったのだろう。
都内や埼玉の主婦がスーパーで水を買い込むなどちょっとした騒動にも発展した。
恐怖心をあおる不確かな情報の拡散について「2ちゃんねる宣言」の著者でITジャーナリストの井上トシユキ氏は、
「情報を見た人の大半は、バカバカしいと思っているはず。ただ、面白さからつい悪乗りしてしまう」と指摘する。
「ネットの場合、拡散のスピードも範囲も目に見えて分かることから、自分も誰かに何かを伝えたくなる。
なかには本気で“担がれる”人もいて、書き込む側はますます増長する」(井上氏)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)