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★2号機で一時95℃に迫る 温度計故障か
・福島第一原子力発電所2号機の温度が上昇している問題で、13日正午には一時95℃に迫り、
「冷温停止状態」を宣言して以来、最も高い温度を記録した。
2号機の圧力容器下部の温度計は、13日も上昇を続けていて、正午の時点で94.9℃を記録し、
冷温停止状態を宣言して以降、最も高い温度になった。同日午後2時現在では91.3℃となっている。
「東京電力」は、他の温度計の温度は低下傾向にあることなどから、「温度計の故障の可能性が
高まっている」として監視を続ける方針。
政府は、冷温停止状態の条件の一つを「圧力容器の温度が80℃を下回っていること」と
しているが、経産省の原子力安全・保安院は「原子炉全体としては冷却ができている」として
「冷温停止状態の見直しには至らない」との見解を示している。
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・温度計の誤差(最大20度)を考慮し、80度を超えると「冷温停止状態」の条件を満たさなくなる。
だが東電は、他の温度計との比較から温度計の不良が原因との見方を強めており「冷温停止
状態は維持できている」としている。
東電は温度計の不良とする根拠として、同じ高さにある別の二つの温度計がいずれも33度前後を
示し低下傾向で、1.5メートル下の3カ所の温度計や格納容器の温度も低下傾向であることなどを
指摘した。核分裂で生じるキセノン135は検出限界未満で核分裂が連続的に生じる臨界は起こって
いないとしている。
圧力容器底部の温度は1月下旬から上昇傾向で、この温度計も6日午前7時に73.3度に上昇。
7日に原子炉への注水量を増やし、一時は約64度まで下がったが、その後再び上昇傾向を示した。
東電は13日までに注水量を17.5立方メートルまで増やした。
保安院は12日記者会見し「全体としては十分に冷却され、安定な状態は維持されている」との
見方を示した。(抜粋)
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