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年金はゼロ 医療費は全額自己負担 税収半減、学校・警察・病院・消防署は空っぽ
電気・ガス・ 水道・下水はメンテナンス不能不動産は暴落 新幹線はたまにしか走らない 消費税は40%
2010年の国勢調査で、日本の人口は1億2806万人であることが明らかになった。
ところが、これから人口は急速に減少しはじめ、2040年代には毎年100万人以上のペースで人口が減少。
50年後の2060年には、約4000万人も減って8674万人になってしまうという(厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所)。
これを、「他人事」のように思う読者も、一部にはいるかもしれない。だが、2060年とは、いま10歳の子供が58歳。
3歳の孫であれば51歳。現在40歳という人の中にも、まだ生きている人もいるであろう〝近未来のニッポン〟の話だ。
あなた自身やその家族が、これから人口激減社会という、人類史上でも例を見ない想像を絶する世界で生きていくことになる。
「人口が3分の2になるということは、単純に見てもあらゆる消費市場が3分の2になるということですが、実際には、もっと市場規模は小さくなります。
これから劇的に増えていく高齢者世帯は、現役の若い世代の3分の2くらいしか消費活動をしない。
消費活動は急速に縮小していきます」(人口問題に詳しい静岡大学名誉教授の土居英二氏・統計学)
人口が激減していく中で、日本社会には壮大な〝パラダイム・シフト〟、つまり常識の転換が起きる。
次ページの表を参照していただきたい。1970年に14歳以下の若年層は人口の24%を占めていたが、
現在はこれが13・1%にまで低下。20年~30年後にはそれが加速し、2060年になると、9・1%にまで低下する。
人口減少と同時に、超高齢化社会が進行していくのだ。
すべてが縮んでいく世界。日本の未来には何が待っているのか。
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