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★財務相:「一切言ってない」、質問者のパネル見て発言-介入水準(2)
2月10日(ブルームバーグ):安住淳財務相は10日夕、同日の衆院予算委員会で昨年の
単独介入時の水準について言及したことについて、質問者のパネル資料を見て発言したもので、
水準は「一切言っていない」と述べた。財務省内で記者団に対し語った。
これまで財務相が為替介入の水準に関してコメントした前例はなく、
今回の答弁は異例の言及として波紋を広げていた。
財務相は昨年10月31日に実施した介入の効果に関する自民党の西村康稔氏の質問に対し、
「75円63銭の時点で日本経済に危機的な状況が及ぶということで介入を指示した。78円20銭のところで止めた」と説明。
その上で、「3円近く値を戻し、75円台という危機的な状況から、その後2カ月間は77円-78円台で推移した。
一定の効果はあった」と述べた。
西村氏が委員会で提示したパネル資料では「円ドル相場(終値)」として
「10月30日75.63円」、「11月5日78.20円」とあった。
しかし、10月31日早朝の東京外国為替市場では1ドル=75円35銭の戦後最高値を記録したのち、
介入実施時は1ドル=75円50銭付近で推移していた。
これに対し財務相は記者団に、質問者がパネルを示し、
「介入の日の為替のレートとやめた日のレートを示して質問したから言った」とし、
「はっきり言うが、水準なんて一切言っていない」と反論した。
財務省幹部も、パネルを引用しただけで特定の水準を念頭に介入しているものではないと説明した。
財務省が公表した昨年10-12月の「外国為替平衡操作の実施状況」によると、
同期間の為替介入は10月31日から11月4日まで実施され、総額9兆916億円に上った。
初日の介入は8兆722億円と過去最大規模。
2日目以降は介入の事実を明らかにしない「覆面介入」で、合計 1兆194億円に上った。
Bloomberg URLリンク(www.bloomberg.co.jp)