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★小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
●「女子」はもう、チョコレートを配らない
(中略)
2月に入ると『「絆強めるバレンタイン! 「義理」から「アゲチョコ」「いいね!チョコ」へ』
と題してこんな記事が配信されている(MSN産経ニュース2月1日)
ごらんの通り、3.11から1年近くが経過して、震災をフックにしたマーケティングが
そろそろ大手を振って配信されるタイミングがやってきたわけだ。
それだけ復興が進んだというふうに見ることも可能だが、
震災の教訓が風化しているというふうに考えることもできる。
まあ、個々人の好みの問題だろう。
私自身は、絆という言葉に対しては、いまだに警戒心を解くことができない。
「で、オレに何を売りたいんだ?」と、どうしても身構えてしまう。
昨年来しきりに喧伝されていた「震災の影響で、結婚件数が増えた」という情報は、
結果的にはデマ(というか単に誤報だったのでしょうが)で、実際の統計を見ると、
2011年の結婚件数は史上最低だったのだそうだ。
いったい、最初の情報はどこから出てきたのだろうか。
してみると、上記リンクの記事の中で紹介されている
「震災後、身近な人や周囲に感謝の気持ちが増した」という菓子メーカーの調査結果も、疑ってみたくなる。
ウソではないにしても、チョコレートがコーティングされているぐらいなことはあるはずだ。
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