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東京都江東区若洲と中央防波堤外側埋め立て地を結び、12日午前10時に開通する「東京ゲートブリッジ」
(全長2618メートル、高さ87・8メートル)の開通式が11日、同区の若洲公園であった。架橋した国土交通省や
工事関係者ら約330人が出席。電気自動車など61台に分乗して、観光スポットとして注目を集める「恐竜橋」の
渡り初めをした=写真・本社ヘリから山本晋撮影。【和田浩幸】
国交省東京港湾事務所によると、東京港には1日約1万個のコンテナが往来しており、周辺の国道357号などは
運搬するトラックで慢性的に渋滞している。ゲートブリッジはこの渋滞解消を目的に、東京港臨海道路の一部として
03年12月に着工した。三角形の鋼材をつなぎ合わせた「トラス橋」で恐竜が向かい合うように見えるユニークな形に
なったのは、陸海空の制約が重なったのが理由だ。
若洲地区は、1960年代に生ごみを埋め立てたため、海底トンネルを作った場合、汚染対策費がかかる。
そこで橋を架けることになったが、羽田空港が近くにあるこの場所では、航空法上、橋の高さを98・1メートル以下に
しなければならず、高い柱を設置するつり橋などは採用できなかった。また、東京港を行き来する大型船を橋下に
通過させるため、水面との間に高さ54・6メートル、幅300メートルの空間を確保した。
江東区若洲(奥中央)を出発し、東京ゲートブリッジを渡り初めする次世代自動車の車列
=東京湾で2012年2月11日午後0時25分、本社ヘリから山本晋撮影
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毎日新聞
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