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国内の商業用原発全54基のうち5基で、原子炉圧力容器の脆(もろ)さの指標となる
「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度(関連温度)」が、予測値を上回っていたことが読売新聞社の
調査でわかった。
炉が予測より早く脆くなっている可能性がある。予測値のズレは圧力容器の劣化の正確な
把握が困難であることを意味するだけに、古い炉の運転延長に向けた国の基準作りなどに
影響を与えそうだ。
原発を持つ電力会社10社に関連温度などをアンケートで尋ね、取材で補足した。
鋼鉄製の圧力容器は、原発の最重要機器だが、中性子を浴びて次第に脆くなる。関連温度が
高いほど、衝撃に対する強度は低い。関連温度は対象に衝撃を与えて破壊する実験で推定するため、
圧力容器本体での測定はできない。電力各社は容器と同じ材質の試験片を炉内に置き、
数年~十数年おきに取り出し実験している。
ソース 読売新聞 2012年2月12日
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