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【上海＝中村隆】中国・上海に出張中の松井一郎・大阪府知事は１０日、地元旅行会社や政府関係者を集めた観光客の誘致イベントで、
たこ焼きを使った大阪のＰＲを行った。 たこ焼きは上海でも人気急上昇中で、
「『大阪』を世界に売り込む強力なアイテム」として歴代知事が重宝してきた。
「大阪人なら誰でも焼けます」
大阪の飲食店など１３店舗が集まったイベント会場。松井知事はたこ焼きの実演場で立ち止まると、出来たてをほおばりながら、
隣にいた上海市の観光行政の責任者、道書明氏にも試食を勧めた。道氏は、自ら両手でピックを持ち、
「今、こちらでも広がっていますよ」と、器用にたこ焼きを回転させた。
２人が食べたのは大阪の有名店「くくる」の商品。２０１０年の上海万博に出店して２時間待ちの行列ができる人気となり、
同年、上海市に初進出。現在、同市だけで４店舗を構える。
「たこ焼き外交」は松井知事に始まったことではない。１９９５年１１月には当時の知事、
横山ノック氏が大阪で開催された国際会議で「サムライボールです」と各国の要人に振る舞って話題に。
橋下徹・大阪市長も知事就任直後の０８年４月、公館に１４か国の総領事らを招き、
「気軽な雰囲気で楽しめるように」と実演試食会を催したことがある。
ソース 読売新聞 2月11日(土)21時35分配信
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