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大分県日出（ひじ）町の江本琴音（ことね）ちゃん＝当時（２）＝が行方不明になった事件で、
死体遺棄容疑で母親の江本優子容疑者（３５）が逮捕されて１２日で１週間になる。
県警によると江本容疑者は逮捕容疑は認めているが、殺害については強く否定している。
琴音ちゃんはなぜ亡くなったのか。江本容疑者はなぜ、娘が行方不明になったとうそをついたのか。
事件の核心は遠い。
「私は殺していません」。江本容疑者は５日に逮捕されてから、こう繰り返しているという。
捜査関係者によると、江本容疑者は「昨年９月１３日朝、琴音が布団の中で息をしていなかった」と
説明している。琴音ちゃんは自宅２階にいて、江本容疑者は１階にいたといい、その通りなら、
琴音ちゃんが死に至った経緯は謎だ。病死だったのか。不意の事故だったのか。
遺体について容疑者は「人目につく場所に捨てた。裸にして置いた」と話しているという。
だが遺骨が見つかったのは広域農道沿いの墓地の先にある雑木林。「見つけてほしかったのなら、
なぜこんな所に放置したのだろう」。近くの男性（７０）は首をかしげる。
県警幹部は言う。「この事件は、スーパーの駐車場に止めた車から琴音ちゃんがいなくなったという、
うそから始まっている。本当に早く見つけてほしかったのか。容疑者の話は十分に見極めなければならない」
県警は、江本容疑者の話す内容を慎重に吟味している。
>>2に続く
ソース 西日本新聞 2012年2月10日
URLﾘﾝｸ(www.nishinippon.co.jp)
江本琴音ちゃんの遺骨の一部が見つかった雑木林では、１０日も大分県警の捜査員が遺骨や遺品の捜索を続けた
＝１０日午前１０時ごろ、大分県日出町
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