12/02/11 15:24:05.69 N2sL2Pu90
>>457の続き
お札を刷ればデフレは止まるのか②
金融政策によって、民間の保有する資産総額は変化せず、変化するのはその構成だけだが
金利がプラスの間は、資産構成を変化させることによって金利水準に影響が及ぼせる
通貨の割合を増やせば、金利を低下させられるから、これによって民間の支出意欲を刺激する効果が生じるのだ
景気対策としての量的緩和の意味はここにある
ところが、金利がゼロになってしまうと、
その後はいくら通貨供給量を増やしても民間の支出を刺激する効果は基本的になくなる
これを流動性の罠という
消費者や企業、投資家にとって資金を現金で保有しようが、利付き投資で保有しようがコストに違いのない状態になり、
利子を生まない銀行準備預金が増えるだけで、資金需要がなく
通貨供給による金融緩和が効かなくなる状態だ
(続く)