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斎藤貴男&吉田 司 対談
斎藤
「私も石原潔の人生を、連載のために下調べしましたけれど、大河ドラマのようであり、魅力的な人文ではあるんです。
でも、その子どもである、慎太郎な何なんだ、ただのボンボンじゃないか
やっぱりここに収斂してしまうんです。
佐野眞一が書いた石原の評伝 『てっぺん野郎』(講談社、文庫版のタイトルは 『誰も書けなかった石原慎太郎』)でも、
潔の物語はものすごく面白いのに、慎太郎の話になるととたんにつまらなくなる。そういうつもりはなかったのでしょうが、
石原という人の卑小さを浮き彫りにしたという意味で素晴しい作品だと思います。
吉田
「ここまで話したことは、私が作り出した妄想かもしれないけれど、
彼は根っからの差別好きな人間というのではなくて、
そういう原体験みたいなものから、
彼の人間性や都知事としてのありようを語っていった方が説得的だと思っているんです。