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ヒロシマの「語り部」後継者を養成…新年度から広島市
全国から希望者募る
広島市は新年度から、被爆体験を語る「語り部」の後継者を養成する。実体験をもとに核兵器の恐ろしさを広く訴えてきた被爆者も
平均年齢が80歳近くになり、次世代にバトンを引き継ぐ時期が来ているとの判断。全国で希望者を募り、30人程度を育てる考えだ。
市によると、新年度当初予算に177万円を計上した。養成期間は約3年。1年目は被爆者が体験を聞かせ、アナウンサーらが話術などを指導。
2年目以降は被爆者と一緒に活動し、平和への思いや語り継ぐことの大切さを深く学んでもらうという。応募には、戦後生まれの世代を想定し、
年齢制限は設けない。
語り部は、毎年全国から訪れる修学旅行生ら約25万人に体験を話すのが主な活動。中には海外に出向いて被爆地の思いを訴えてきた人も少なくない。
現在、広島平和記念資料館に登録して活動する語り部は33人。ほかにもボランティアで行う人がいるが、被爆から67年を迎え、
市は「このままでは語り部はいなくなる。被爆者の思いを受け継ぐ伝承者の育成が急務」と判断した。
(2012年2月7日 読売新聞)
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