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沖縄返還密約をめぐり元毎日新聞記者・西山太吉氏(80)が逮捕された事件小説が原作で、
俳優本木雅弘(46)主演のTBS系ドラマ「運命の人」(日曜午後9時)に、
読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長・主筆(85)が怒りをあらわにした。
7日発売の「サンデー毎日」に寄稿し、人物設定の情報提供したとされる西山氏に「一言わびよ」と謝罪を要求している。
劇中、自身をモデルにしているとみられる大森南朋が演じる「読日新聞記者・山部一雄」が、
料亭で「田淵角造(田中角栄とみられる)」にペコペコしながらごちそうになったり、
買収される「たかり記者」と描かれていることを、事実ではないと批判。
「モデルと実在人物が特定できるように描かれ、この疑似フィクションドラマで著しく名誉を傷つけられた」と訴えている。
怒りの矛先は、西山氏の間違った情報をもと人物設定をした原作者の山崎豊子氏にも及んでいる。
突然の“場外騒動”にTBSも困惑。「コメントする立場ではない」として静観の構えだ。
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