12/02/07 07:14:36.01 BN4s1ulg0
>>633
物語と史実の境目がどこからなのかが分からないのが我が国の上古の様相です。
根本的に言いまして、天皇という存在自体が我が国の神話という物語の上に成り立ったものなのです。
ですから物語から離れるのであれば天皇というものも、その存在の正統性からして無くなってしまうということなのですよ。
古代の社会というのは古今東西、神話を礎として社会を紡いでいたものですので別に
我が国だけがそうであったわけでもないのですが、気が付いたらこの国だけがこのような事情に立つことになっているということなんですね。
ですから万世一系というものと天皇は外せません。我が国の基盤は日本神話という物語の中にある、が正解だと思います。
神話、また神話に類すべき上古の物語が、歴史的事実かどうかというのは、皇位の継承というものを題にとりまして論議するに際し
重要な事ではないのですよ。