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室町初期の作で、その後の上演記録がなかった能「経盛」が復曲され、
4日、大槻能楽堂(大阪市中央区)で披露された。
平清盛の弟である経盛を主人公に、その子敦盛との親子の絆を謡った曲。
約400人の観客が、600年ぶりによみがえった“幻の能”に見入った。
この日は、経盛役の多久島利之さんが、烏帽子と黒色の直垂を身に着けた
武将の姿で登場。訪れた使者から源平の戦いでの敦盛の死に様を聞き、
嘆き悲しむ親の心を、情感を込めて謡いあげた。
世阿弥の子元雅を作者とする説が有力で、世阿弥が演じた可能性もあるとされ、
観世流能楽師の大槻文蔵さんらが約1年前から復曲に取り組んでいた。
(2012年2月5日09時14分 読売新聞)
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