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●日本人は何度、歴史的誤りを繰り返すのか
原が暗殺された後、日本の政党政治は大混乱したが、ここで小沢を葬り去れば、似たような現象が起こるだろう。
自民党と官僚がタッグを組み、検察がにらみを利かす暗黒社会に逆戻りだ。それでもいいのか。考えてみれば、歴史上有能な人物が抹殺されたケースは数多い。
安政の大獄の吉田松陰、いまだに暗殺犯がハッキリしない坂本龍馬、西南戦争で敗れた西郷隆盛、大逆事件の幸徳秋水などもそうだ。
「彼らは旧体制に挑んで、何かを変えようとした。力があるからこそ、相手や周囲も脅威に感じ、排除しようとしたわけです。今の小沢バッシングは、まさに政治的抹殺の動きだと思います。検察への人事介入を含めた霞が関への挑戦に対する報復的な要素もあるのでしょう。
小沢一郎という政治家に力がある限り、バッシングは続く。壊される保守派の抵抗がずっと続くことになります」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
それが歴史の必然なのだとしたら、今こそ、歴史に学ぶときである。
(日刊ゲンダイ 2010/02/13 掲載)