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ビール風味の発泡アルコール飲料、すなわち「第三のビール」市場で“韓国産”の人気が高まっている。
「韓国からの第三のビールの輸入量を見てみると、2010年が前年比58%増、2011年が前年比44.9%増と、
年々、増加傾向に あるんです」(国内ビール大手5社で組織するビール酒造組合の担当者)
ここでいう“韓国産”とは、日本市場向けに韓国で生産されている商品のこと。たとえば、イオン系列で発売されているプライベートブランド(PB)、
トップバリュの「バーリアル」。韓国メーカーが製造しており、2010年6月の発売開始から1年半で累計1億8000万本以上も売り上げた。
また、昨年11月から焼酎「JINRO」でおなじみの韓国最大の酒類メーカー、ハイトジンロもこの市場に本格参入、
日本向けに開発した「THE HITE.ジンロ・ドラフト」などを大手酒販店チェーンで売り出している。
人気の最大の理由は、その安さだ。国内メーカーが販売する第三のビール350ml缶の平均的価格が120円前後に対し、
韓国産 は100円以下。なぜ、こうした低価格を実現できるのか?
「韓国産ビールにも日本の酒税は適用されるのですが、実は現在、韓国から輸入する場合には関税がかからないんです。
それに 加えて、この円高。輸入コストを安く抑えられる分、値段に反映させやすいのです。それに対し、国内メーカーは
国税庁から『清涼 飲料水の値段より、ビール類を安く販売しないように』と通達されているんです。
だから、韓国産ビールと価格で勝負するのは難しいでしょうね」(前出・ビール酒造組合の担当者)
しかし、いくら安いといっても、一番重要なのはその味。『知識ゼロからのビール入門』(幻冬舎)などの著書があるビアジャーナリスト、
藤原ヒロユキ氏に現在発売中の8ブランドを試飲していただいたところ、「想像以上においしい」との感想。印象に残った3本を挙げてくれた。
「『バーリアル』(イオントップバリュ)は味や香り、のどごしなどのバランスがとてもいい。従来のビールに近い風味をしていますし、
麦芽の香りがハッキリと出ている。売れている理由がわかります。『プライムドラフト』(眞露ジャパン)も同じような印象ですが、
こちらのほうが味わい深いかな。完成度は高いと思いますよ。
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