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◇「情報民主主義」実現へ協力を
ツイッターやミクシィ、フェイスブックなどのソーシャルメディアは、東日本大震災をはさんで日本で大きく進化し、今、その流れはさらに加速している。
一方、震災では、マスメディアの一つである新聞も被災者に寄り添う報道を続けてきた。二つのメディアが今後、力を合わせれば、
社会はさらによりよい情報を受け取れると思う。毎日新聞社では、月内に研究会を開き、新聞がこの新たな時代にどんな貢献をできるのか考えていく。
そして議論の内容は、私のツイッターアカウント(@pinpinkiri)からも随時、発信する予定だ。
◇新聞に反省迫る
最初に震災後のツイートの一部を紹介したい。
<韓国人の友達からさっききたメール。『世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。
津波もくる……小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ。』ちなみに僕いま泣いてる。>。
これをはじめ、震災では世界中から日本への励ましの声がツイッターで届き続けた。
福島の詩人、和合亮一さんはこんな詩を寄せた。<放射能が降っています。静かな夜です><髪と手と顔を洗いなさいと教えられました。
私たちには、それを洗う水など無いのです>。俳人の長谷川櫂(かい)さんの「震災歌集」も私はツイッターで知った。
<かりそめに死者二万人などといふなかれ親あり子ありはらからあるを><つつましきみちのくの人哀しけれ苦しきときもみづからを責む>
私は、これらを時を忘れて読みふけった。そしてソーシャルメディアが持つ力に改めて目を見張った。リアルタイムな情報の伝播(でんぱ)と、
励ましと共感の輪の広がり。そこに流れる輝く言葉の数々……。新聞社に入って30年。
その多くを警視庁などを担当する社会部記者として過ごしたが、これらの現象は、新聞に大きな反省を迫っていると感じた。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2012年2月2日 0時44分
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