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文部科学省は、国公立大の2次試験出願最終日となった1日、午後3時現在の志願状況を発表した。
志願者数は前年最終日の同時点より7337人少ない47万8624人で、募集人員に対する倍率は4・8倍で、
前年同時点と同じ。東日本大震災や福島第1原発事故の影響を受けた被災地では、
福島大が昨年の4・3倍(確定倍率)から5・2倍へ大幅に伸ばすなど、懸念された志願者減少はみられなかった。
学部系統別では人文社会系が倍率を減らし、「理高文低」が鮮明となった。
大手予備校などの調査では「減少」と予想された福島大。ふたを開けてみれば昨年の確定志願者より20%増えた。
「きびしい環境の中に飛び込み、人生の糧を得ようとする学生への期待を込めた」(同大)と、
通常1万7千円の受験料を被災の有無を問わず「無料」としたことも奏功したようだ。
福島大の担当者は「災害復興の研究やボランティア活動など福島でなければならないことができる。
全員合格させたい思い」と話す。東北大や岩手大もほぼ昨年並みとなった。
学部系統別では、就職に有利な理工系(4・4倍)や資格取得につながる医歯系(6・0倍)、
薬看護系(5・8倍)に安定した人気がみられた。一方、人文社会系は昨年確定倍率の5・1倍から
0・4ポイント減らし4・7倍。長引く景気低迷により、文科系を避ける動きが加速しているとみられる。
国立大(82大学371学部)の志願者数は35万6304人(志願倍率4・4倍)、
公立大(77大学168学部)は12万2320人(同6・1倍)。
学部別で倍率が高いのはいずれも後期日程で、国立大は岐阜大医40・5倍、「秋入学」への
全面移行を検討している東大全科類(理科3類除く)の32・2倍と続いた。公立大では高知県立大看護41・0倍、
同社会福祉39・0倍、新見公立大(岡山県)看護38・2倍と看護系の人気が高かった。
確定志願者数、倍率は17日午後に発表の予定。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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