12/02/02 00:49:25.48 0
長崎市諏訪町の無職、中濱市晴さん(70)に九州盲導犬協会から貸与された
盲導犬アトム(雄3歳、ラブラドルレトリバー)が1月23日夜から行方不明になっている。
中濱さんは「アトムが自分で出て行くことはありえない」として長崎署に盗難届を提出。
市民にも情報提供を求め、“相棒”の帰りを待ちわびている。
中濱さんによると、アトムを最後に確認したのは23日午後8時前。約30分後、
日課の夜の散歩に出掛けようとしたら、いつもいる玄関内側のスペースに姿がなかったという。
玄関は、鍵は掛けていなかったがドアノブ式の戸は閉めてあった。付近を探したが見つからなかった。
「ドアが閉まる音はしなかった。アトムがドアノブを回すとは考えられないが…」と中濱さん。
60歳を過ぎたころ緑内障を患った中濱さんは今、ほとんど目が見えない。
2009年11月に貸与されて以来、朝と夜の散歩や買い物などではアトムが頼り。
いなくなってからは不慣れな白いステッキを使ったり、知人の付き添いがないと外出できない状態だ。
中濱さんは1月30日、長崎市中心部でチラシ約800枚を配り、行き交う人に情報を求めた。
「アトムと呼べば、しっぽを振ってついてきます。よろしくお願いします」と訴え、近くの店舗にもチラシを配って回った。
九州盲導犬協会によると、県内で活動している盲導犬はアトムを含めて8匹(11年3月末現在)。
同協会の中村博文事務局長は「盲導犬がマンションなどで間違えて
別の階にいたという例はあっても、こういうケースは聞いたことがない」と話した。
アトムは体長1メートル、体重34キロ。体は白く、耳や背中の一部が茶色い。
頭部と背中の一部にある巻き毛が特徴。当時、青色のリードを首に着けていた。
URLリンク(www.nagasaki-np.co.jp)