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イザナギが、死んだ妻のイザナミを追って
黄泉の国へ行く話と、
ギリシャ神話のオルフェウスが
死んだ妻をあきらめきれず冥界へ行く話が
似ているといわれる。
ユーラシア大陸に広まった同じ話が、
日本とギリシャに残ったのかもしれない。
だが、似たような話は世界中にあるという。
アルゼンチンのチリグァノ族の伝承にも、
死んだ妻を死者の国イウォカまで
行って連れ戻した夫が、20日間触れるなという約束を待ちきれず
抱きしめてしまい、妻は無数のハエになって死者の国に帰った話がある。
北アメリカのヌートカ族や南太平洋のポリネシアにも、
同じような神話があるという。
イザナミの体が腐ってウジが湧いていた話や、
妻が無数のハエになった話など
具体的な腐敗イメージを取り入れている。
古代には、「生き返るかも」
と死体をずっとそばに置いておく奴も多かったのかもしれない。
神話はその教訓話になってるのではないか。