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直下型地震に強い理想の家の形は正方形 吹き抜け構造は弱い
2012.01.31 07:00
<M7級の首都直下型地震が今後4年以内に約70%の確率で発生する>
東京大学地震研究所の研究チームがこんな試算をまとめた。
東日本大震災では、その被害の多くが津波によるものだったが、
直下型地震の場合、危惧されるのは阪神・淡路大震災のような建物の損壊と火事だ。
それでは一軒家の場合はどうなのだろうか。
日本セイフティー災害研究所所長の伊永勉氏は「庭をつけることが理想」と話す。
「庭は避難場所になるだけでなく、庭があれば隣が火事になっても簡単には燃え移ることはありません。
ですが、当然値段は高くなる。耐火壁を取り付けるなどして燃え移ることを防ぐ工夫が必要です」
木造家屋の場合、耐火壁は100平方メートルで約50万円といわれている。
土地代の高い首都圏では庭付きはおろか駐車場スペースも1階部分に取り付けていることも少なくない。
しかし、こうした住居では耐震性は大きく損なわれるという。
「入り口部分の壁がないため、柱はあっても、建物上部を支える壁面が減ってしまうんです。
阪神・淡路大震災のときはこうした住居が多く全壊していました。
柱と柱の間に梁を増やすなど補強する必要があるでしょう」(前出・伊永氏)
ほかにも地震に弱い一軒家として凹凸型のタイプがあると危機管理教育研究所の代表・国崎信江氏は指摘する。
「家の形の理想は正方形。凹凸のある複雑な形の場合、揺れ方も複雑になってしまい、
一部に集中して力がかかってしまうんです。また吹き抜け構造も柱や梁の数が減ってしまい強度は落ちてしまうでしょう」
(続く)
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