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「番組の評判」と「視聴率」について、テレビ番組を制作している関係者はどのように考えているのだろうか。
在京テレビ局のドラマ・バラエティ制作者に聞いたところ「番組の評判がよくても、視聴率が悪ければ、くやしくなる」
と答えたのは84.2%、「番組を作るときには、どうしても視聴率のことを考えてしまう」が83.7%。
8割以上が視聴率を強く意識している一方で、「番組の評判が悪くても、視聴率がよければ、
それでよい」という人は12.4%にとどまっていることが、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送と青少年に関する委員会の調査で分かった。
この結果について、放送と青少年に関する委員会は「番組制作者の多くは『番組の評判がよくても、視聴率が悪ければ、くやしくなる』が、
『番組の評判が悪くても、視聴率がよければ、それでよい』とは思っていない。
そんな複雑な思いを持っていることが分かった」としている。
また「若者があまりテレビを見なくなった」とも言われているが、
この点について番組制作者と一般視聴者はどのように感じているのだろうか。
番組制作者で「若い人たちのテレビ離れが進んでいる」と答えたのは77.0%だったが、一般視聴者では37.5%にとどまった。
番組制作者は「テレビ番組が人々の話題になることが少なくなっている」として、
テレビの社会的影響力の低下を危惧しているが、一般視聴者の59.0%はテレビの社会的影響力の低下に否定的であることも明らかになった。
娯楽や情報の主要な供給源としてのテレビの役割は、今後も揺らぐことなく維持されていくと思いますか?
この質問に対し、番組制作者(53.8%)と一般視聴者(60.2%)ともに「テレビの役割は揺らぐことはない」と楽観的な展望を示した。
ただ番組制作者を放送局別にみると、NHKよりも民放の人たちのほうがテレビの将来に関して楽観的のようだ。
民放の中でもテレビ東京がNHKに最も近く、あまり楽観的な見通しを持っていないことも分かった。
郵送による調査で、20~50代の番組制作者666人と20~70代の一般視聴者
(首都圏在住者)752人が回答した。調査時期は2011年5月~7月。
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