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日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)で29日、震災と子どもの権利をテーマにした「子どもシンポジウム」が開かれた。
全国初の防災教育を専門とする環境防災科のある兵庫県立舞子高校の諏訪清二教諭が「大災害と子どもたちの支援」と題して講演後、
中学生から大学生まで7人が震災について意見交換し、約350人が耳を傾けた。
パネリストの1人で、福島県南相馬市から新潟県新発田市に避難している中学3年生(15)は、福島第一原発事故直後の政府の対応について
「どっちに避難したらいいのか、すぐに言ってほしかった。国に見捨てられたかと思った」と苦言を呈した。
ただ、「地震から生き延びられ、毎日幸せ。1日1日を大切に過ごしています」と話した。
(2012年1月29日18時23分 読売新聞)
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