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★英石油大手、サハリン沖石油・ガス開発撤退へ
英石油大手BPは、ロシア極東サハリン沖での石油・ガス開発事業から全面撤退する。
BPロシア社のジェレミー・ハック社長が、読売新聞の取材に対して明らかにした。
ハック社長は、撤退理由として、寒冷地サハリンの「極限の条件」などを挙げ、世界
の他の鉱区と比較して「十分に有力な投資候補ではない」との判断を示した。膨大な資
源を有するサハリン近海では、国際資本と日本の商社などが共同で石油・ガスの生産や
開発を進めている。国際メジャーの撤退は、別の鉱区「サハリン3」への参画を目指す
日本勢にも影響を及ぼすことになりそうだ。
BPは東アジア市場の需要拡大をにらみ、サハリン北部「サハリン5」「サハリン
4」鉱区で露国営石油大手ロスネフチとの合弁で開発に当たってきた。約10億ドル
(約780億円)の巨費を投じて探査・試掘を行い、いくつかの地点で資源を発見した
ものの、「ロシアの現行税制と地質学上の特性から見て、さらなる開発費用をかけるだ
けの力強さに欠ける」(ハック社長)との結論に達した。
(2012年1月28日10時42分 読売新聞)【モスクワ=貞広貴志】
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