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【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのギラード首相と、
野党・自由党のアボット党首が、先住民族アボリジニの
活動家らに包囲され、“命からがら”脱出する事件があり、
先住民族問題の根深さを改めて浮き彫りにしている。
事件があった26日は、1788年に英国人の移民が初めて
入植したことを記念する祝日「オーストラリアの日」。
約100人の活動家は、式典が行われていた首都キャンベラの
レストランにいた首相らを急襲し、棒や石を手に
「人種差別主義者」と叫び、窓ガラスを激しくたたくなどした。
首相らは警護官とかけつけた約50人の警察官に守られ、
必死の形相で包囲網を突破して脱出した。その際、首相の右の靴が脱げ、
それとされる靴がネットオークションにかけられた。
人口約2150万人の1%といわれるアボリジニは、「白豪主義」の下で迫害され、
同化政策を強いられた長い歴史がある。26日は、アボリジニにとっては「侵略の日」だ。
事件に先立ち、アボット氏が、アボリジニの権利要求と抗議の“拠点”であり、
旧連邦議会議事堂前に40年間陣取る「テント大使館」を、
撤去すべきと示唆したことが火に油を注いだ。
2012.1.27 20:40
URLリンク(sankei.jp.msn.com)