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★小泉進次郎氏「自民は反対ばっかり」党内失望感
自民党の谷垣総裁は26日の衆院本会議の代表質問で、民主党が先の衆院選マニフェスト(政権公約)で消費税増税を掲げなかったことを改めて取り上げ、早期の衆院解散・総選挙を迫った。
攻め口は従来の「手続き論」の枠を出ず、自民党内からは失望の声も上がった。
谷垣氏は、約40分間の質問の3分の1を民主党のマニフェスト違反の追及にあてた。インターネット上で話題になっている、2009年衆院選での野田首相の演説を引用し、「『マニフェ
スト、書いてあることは命がけで実行する。書いていないことはやらないんです』という言葉に照らせば、マニフェスト違反は明らか」と指摘、「有権者に謝罪した上で解散・総選挙を行い、
国民に信を問い直すしかない」と強調した。自民党幹部は「24日の施政方針演説で(自民党の)福田、麻生両元首相の演説を引き合いに出した野田首相への意趣返しだ」と語った。
(中略)
首相はマニフェスト違反との指摘に対して、「第1弾の消費税率引き上げは衆院議員の任期満了後で、公約違反ではない」などと従来の主張を繰り返しながら追及をかわし、一体改革を巡る
与野党協議に応じるよう重ねて促した。
消費増税を党の公約に掲げながら与野党の事前協議を拒む谷垣氏の姿勢に、党内では不満も広がっている。この日の追及にも、谷垣氏を支えるはずの自民党議員からは「自民党は反対ばっか
りという印象は変わらない」(小泉進次郎衆院議員)との声が漏れた。
(2012年1月27日08時01分 読売新聞)
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