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秋田県秋田空港管理事務所は、2011年の秋田空港の利用状況を発表した。
新千歳(北海道)線と伊丹(大阪)線で主力機材を小型化した影響で、全線の平均搭乗率は前年比
10・4ポイント増の72・4%となったが、利用者数は前年比0・2%増の108万7365人で、
ほぼ横ばいだった。
羽田線の利用者は、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)による各1便の増便に加え、
東日本大震災後に太平洋側の交通網が機能停止したことによるビジネス客の流入増や、秋季の
修学旅行需要の増加などで、前年より10・0%増の81万7846人と好調を維持。
搭乗率も前年比8・4ポイント増の73・3%だった。
名古屋線は小牧線が3月で運航を終えて中部線のみとなった影響で、同19・3%減の6万8974人。
新千歳線も主力機材を76席から50席に小型化したことにより、同7・3%減の8万1093人となった。
伊丹線も、前年に使っていた150席以上の機材を使わず、76席以下の機材で運航したため、搭乗率は
前年比13・1ポイント増の74・3%だったが、利用者数は32・0%減の8万6856人と大幅に減少した。
ソウル線は、同19・4%減の3万2596人。東日本大震災以降、昨年9月まで東北地方唯一の直行便
だったことや円高で、日本人客が同23・1%増の1万9975人と急増した一方、韓国人客は
福島第一原発事故に対する懸念の強まりと韓国ドラマ「アイリス」のブーム終了が響き、同50・8%減の
1万1507人と大幅減となった。搭乗率は同6・0ポイント減の66・4%だった。
ソウル線について、県観光課は「円高と原発事故で韓国からの観光客呼び込みは相当厳しい。
航路維持のためにも、修学旅行などで県内からの搭乗客を増やし、搭乗率を安定させたい」としている。
また、大館能代空港の11年の利用状況も発表された。搭乗率は56・8%と前年より6・9ポイント上昇
したが、昨年1月に伊丹線が運航を終えた影響で、利用者数は前年比10・9%減の10万5641人にとどまった。
(2012年1月27日12時55分 読売新聞)
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