12/01/27 19:25:39.76 OAYKDZH/P
エネルギー政策と「群盲象をなでる」
めくらAは象の耳をなでて「象はウチワのような生物だ」といい
めくらBは象の鼻をなでて「象は蛇のような生物だ」といい
めくらCは象の足をなでて「象は大木のような生物だ」と言い争う
原発の取り扱いについても
Aは「原発をやめると、化石燃料代で大損する」といい
Bは「原発をやめないと、事故がおきた時、国土が死の灰まみれになる」といい
Cは「原発も火力もやめると、太陽発電はまだ高いので電気代が暴騰する」という
マスコミは原発事故がおきると、Bのリスクの画像・情報を広報するから
テレビや新聞やネットのデーターではなく解説・結論・意見広告をうのみにして
自分で検証するのを怠る人は、Bに流される
しかし、原発事故が風化して、化石燃料暴騰が新聞のトピックになると
そういうひとは手のひらを返して「脱火力が必要だ!」と言い出す
大事な事は多面的に見て、象とは耳が平たく鼻が長く足が太いという「全体像」を把握し
「死の灰による国土汚染」「化石燃料暴騰損害」「太陽初物高値つかみ損害」
と「3つ以上あるリスクの全体像」を把握して
3つのリスクを同時に回避しうる方策を考えることだ