12/01/25 13:15:20.77 PtBF+SkJO
>>55
■『大阪市内は、標高が低い所がほとんど。道頓堀も、潮の満ち引きによっては海の香りがする』。(理由は後述)
4m超えの津波が到達すると、『高台にある大阪城を除く』、市街地のほとんどが水没してしまう(道頓堀、JR新大阪駅、JR大阪駅も)。
大阪環状線の海側の半分は、津波の大きな被害を受ける。
実は、大阪は過去に何度も津波に襲われて来た。
■地盤が弱い大阪の平野部で続く長い周期の揺れは、高層ビルなど大きな建物にダメージを与えると言われている。
重心が高く、重い瓦をのせたお堂に大きな被害が出ていても、何ら不思議ではない。古文書によると、お寺のお堂など、高い建物ほど被害が大きかった。
2011東日本大震災でも、東京タワーの先端が歪むという被害があった。
高い建物を大きく揺らす長周期地震動のメカニズムは、最近になって解ってきたが、(お堂の破壊を記した)古文書は既にこの現象を警告していたのかもしれない。
■建物への影響だけではない。揺れが収まった大阪は、広い範囲で液状化現象が起きていたと考えられる。
「砂脈(さみゃく)」と呼ばれる典型的な液状化の痕。過去の南海地震がもたらした爪痕は、各地の遺跡から見つかっている。
しかし、『その場所は沿岸部にとどまらず、内陸部にまで及んでいる』(東大阪市・瓜生堂遺跡、堺市西区・下田遺跡など)。
一体なぜなのか?
■『実は、大阪は、昔、海だった所が埋まって陸になっている。豊臣秀吉が市街地を開発するまで、大阪はそのほとんどが湿地帯だった(これが、大阪城周辺だけ無事な理由)』。
南海地震の場合、大阪平野は数分間揺れ続け、大規模な液状化が起きる。
『地面の中に遺された液状化の痕跡、それは南海地震直後の大阪の混乱を暗示している』。