12/01/24 20:48:38.74 0
(>>1の続き)
行為の一部は法的にも問題があると思われる。本当にそんなことがあるのだろうか。会社の工作
ではなく、個人の疾患や妄想ではないのか。この疑問に、新田氏はこう答える。
「大手法律事務所やコンサルティング会社が、企業の人事部に対してこのような手法を提案している
ことを確認しています。某シンクタンクの裁判を傍聴した際にも、この点が問題になっていました。
某精密機器メーカーからは、手口を紹介した社内勉強会用の資料が流出しています」
■「おかしいのは自分ではない」という証拠を押さえる
米国では、ガスライティングの手口を解説した本も出ているようだ。「Gaslighting: How to drive
your enemies crazy(あなたの敵を発狂させる方法)」という書籍の一部を翻訳した「ガスライティング
詳細解説」というサイトを見ると、その周到さと法律違反も辞さない異常ぶりに驚かされる。
ターゲットを見ながら数人で囁きあい、冷笑する。自分のことを話しているのかと尋ねてきたら
「なんだい、みんなの噂になるような重要な人物だと思ってるんだ。妄想じゃないの?」と突き放す
ターゲットの机に変態趣味の雑誌を仕込み、同僚に発見させる。上司の卓上ライターやペン、金メッキの
レターオープナーを、ターゲットのポケットに滑り込ませる
ターゲットが空港を利用する日に、荷物に覚せい剤やピストルを仕込んでおく。免許証を複製し、
ターゲットが免許証を偽造したことにする
密かに合鍵を作って家に侵入し、帽子やジャケットのサイズを変え、身体に異変が起こったように
思わせる。調味料やコーヒーの味、香水のかおりを微妙に変える。椅子の高さを微妙に変える。
ガソリンを抜くと窃盗と疑われるので、逆に毎夜注ぎ足す
映画「ガス燈」でバーグマンを救ったのはジョゼフ・コットン演じる私立探偵だったが、普通の
ビジネスパーソンが探偵を雇うのはなかなかむずかしい。
(>>3-に続く)