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「このケーキ、ヤバい!」-。若者にはケーキのおいしさを称賛する表現だが、中高年層には
食べると危険との意味に受け取られそうだ。こうした言葉の混乱は、世代間で意思疎通に
苦労する「言葉の壁」として職場で新しい悩みになりつつあり、企業では対話能力を
鍛える動きも出ている。
「あの子、ウザっ、ガンムシしました」。東京の女性銀行員(35)は20代前半の
後輩の愚痴が理解できなかった。ガンムシは徹底的に無視する意味の若者言葉と気付いたが、
「ウザっ」だけでは漠然として、相づちに困った。「嫌がらせをされたのか、仕事が遅くて
迷惑したのか…」
著書『言葉が足りないとサルになる』(亜紀書房、1680円)で、言語力の貧困さが
日本社会の停滞を招いていると主張する岡田憲治専修大教授は最近、企業に講師として呼ばれる。
職場のコミュニケーションが円滑に進まず、企業が困っているからだ。
岡田教授は「きちんと話そうとしない人は使いこなせる言葉が減り、
やがてニュアンスの違いに気付けなくなる」と指摘する。意思の正確な伝達や、
緻密な計画の立案にも支障を来すという。
岡田教授は政治学者。「言葉が貧しいと、政治を論理的に批判し、ただすという民主主義を
危うくする」と訴える。
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