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★バラマキ野田内閣の「社会保障と税の一体改革」素案骨子は「毒まんじゅう」 2
■あり得ない!第4次補正2.5兆円のバラマキ
もともと、この第4次補正は前々から予定されていたものではない。震災で法人税引き下げを
見送ったために、今年度、予定外の法人税収増がもたらされたことや、予定していた国債の金利上昇が
起きなかったことから、利払い費が少なくなったため、「予定外の財源」が2兆5千億円も生じることが
年末にわかった。そのため、急遽、この浮いたボーナス財源のその使い道が検討されているという代物である。
現在、使い道としては、(1)エコカー補助金の制度の復活や、(2)中小企業の資金繰り対策、(3)農業の振興費、
(4)70歳以上75歳未満の医療費の窓口負担を1割に据え置くための経費に充てることが検討されいているが、
これこそ正真正銘のバラマキである。
消費税増税を検討しながら、何故、この予定外の財源をバラまこうとするのか。全く矛盾していると
言わざるを得ない。財政再建のために使うのが筋と言うものであろう。
しかも、将来の消費税引き上げを当て込んで、基礎年金の国庫負担引き上げ分の2.5兆円の財源不足を
「つなぎ国債発行」で賄おうと検討している最中である。つまり、将来の消費税引き上げを担保に、
これから2.5兆円のお金を借りようとしているぐらい、政府は窮しているのである。
そこへ降って湧いた2.5兆円のボーナスを、クリスマスプレゼントのごとく使い切ってしまおうというのは、
「全くあり得ない」政策運営である。借金を返すか、来年度の基礎年金国庫負担分の財源に充てるべきである。
どうしても使いたいのであれば、3次補正では足りないことが明らかな震災復興に、せめて使ってはどうか。
この事件で、奇しくも明らかになったことは、野田政権は財政再建や将来の社会保障制度を維持可能な
ものにするために増税を考えているのではないと言うことである。あいかわらず、バラマキをしたいため、
そして社会保障の大盤振る舞いをしたいために、消費税の増税をするのである。国民は今度こそ、
本当に民主党に騙されてはいけない。
学習院大学教授・鈴木亘のブログ 2011/12/15(木) 午後 4:28
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