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★自民党 責任野党の器量を見せよ
野党第一党の自民党が、政府批判にとどまっている。
政府・民主党が「社会保障と税の一体改革」の大綱策定に向けた協議を野党に呼びかけたが、
自民党は「密室協議になる」「改革案を閣議決定した後に国会で議論すべきだ」などと反論し、
他の野党とともに参加を拒んでいる。
自民党はこれまでに自らが打ち出した改革案をさらに議論していると説明するが、詳細は明らか
にしていない。社会保障の安定財源の確保策を含む対案を発表しなければ、政権の受け皿としての
存在を示すことにはならない。
国民との長期契約となる社会保障制度は、政権交代のたびに変えるわけにいかない。国会で熟議を
重ねるのは当然だが、与野党が議論に必要なデータなどの情報を共有し、中長期にわたる課題に取り
組むことが不可欠だ。
自公政権時代には、自民党が民主党に協議を呼びかける側だった。野党になったら一転して拒否する
のでは説明がつかない。民主党が野党時代に協議への参加を拒否した責任も大きいが、重要政策を政争
の具として、与野党協議が滞ってしまう“悪習”を自民党が率先して断ち切るべきだ。
政党間協議が「密室」になるとは限らない。昨年は、東日本大震災の復旧・復興策や子ども手当の見直し
をめぐる民主、自民、公明の3党協議なども一定の成果を挙げた。平成17年、社会保障に関する衆参両院
の合同会議が設置された例もある。議論をオープンにする工夫を凝らし、政策実現の場を設けることに力を
注ぐべきだ。
(続く)
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