12/01/20 22:11:52.74 0
19日で就任1カ月を迎えた大阪市の橋下徹市長。「大阪市役所を変える」と宣言し、トップダウンで
各部局に次々と指示を出している。「大阪都構想」に反対の論陣を張ってきた市役所内の空気は一変した。
橋下市長への批判は封印され、都構想実現や市役所改革に向かって走り出した。休日、深夜を問わず、
メールでプランを練るよう求められるなど、幹部らは橋下流のスピードへの対応に懸命だ。
「保険医指定とは別の認証制度で過剰・不適切診療を防ぐしかない。特に西成区でやってみたい」
橋下市長は連休中の今月8日、局長と区長全員にメールを送った。内容は生活保護費の医療費抑制策。
受給者が受診できる医療機関について市独自の基準を設定し、悪質な医療機関の排除に向けた検討を求めた。
特に西成区は生活保護受給率が24区で最も高い23%。西嶋善親区長は連休明けの10日、担当者数人と
ただちに協議した。「現在は過剰診療の基準があいまいで指導が徹底できていない。医療機関を受給者ごとに
登録し、薬局を指定する方法も考えられる」との回答をまとめ、同日午後5時過ぎに返信した。
1時間半後、橋下市長から「思い切った改善策を進めて。責任は僕が引き受けます」との返信があった。
西嶋区長は「仕事にスピードが求められている。提案がマルかバツかではなく、途中経過を含めて返事を
しようと思った」と語る。
橋下市長の手法は3段階だ。まず大きな方向性を示し、行政マンに複数のプランを練らせ、最終決定は
政治家である自身が下す。市幹部は「これまでは問題提起も含めて役人がやっており、市長の手法だと役割が
明確」と評価する。
一方、橋下市長の就任前、市役所内を飛び交った批判の声は聞かれなくなった。職員が市長と対立する
場面はほとんどなく、むしろその手法に順応しようとする姿がうかがえる。ある幹部は「直接会うと市長は
丁寧だし、理性的。要求は高いが、腕の見せどころだ」と意気込む。
(>>2-に続く)
▽毎日新聞
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