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淡水魚で体内の放射性セシウムの濃度が最大になるまでの日数は、魚を捕食する大型魚では、
プランクトンを食べる小型魚よりも平均で約230日遅くなるとの結果を広島大の
土居秀幸特任講師(生態学)のグループがまとめ、19日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した。
1986年のチェルノブイリ原発事故以降、旧ソ連と欧州の湖沼、河川で実施された
長期観測や実験データを解析した。
土居特任講師は「魚によっては濃度がピークを迎えるまで1年以上、半減までに
10年以上かかった例もあった。東京電力福島第1原発事故による影響も、年単位の
長期的なモニタリングが不可欠だ」と指摘。
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